忘却の旋律 第12巻(通常版) [DVD] 価格: 6,090円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 この作品はよくわかんない。赤を基調にした美術は不気味さを誘い、滑稽なネーミングのモンスターユニオンのエージェントは、これまた悪い冗談かと思うようなバカバカしいやり方で、壮大な陰謀をたくらむ。完全に無意味でどことなく淫靡な演出はまったく唐突にシーンのところどころに挟み込まれ、場面の切り替えには整合性を気にしない。 そんな作品の最終巻だから、やっぱりそうだった。なぜだか劇場みたく上がる幕、ボッカ以外のメロスの戦士が結局どうなったかも不明。美少女牧場はまったく悪い冗談そのものだし、モンスターキングとの戦いの結果小夜子がなぜ生きてるのかしっくり来ない。最後の最後までぐちゃぐちゃだった。でも |
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忘却の旋律 DVD-BOX 1【初回限定生産】 価格: 12,600円 レビュー評価:3.0 レビュー数:1 BOX1ごと6枚で全12枚って・・・1枚に2話じゃすでに持ってる人は買う要素が全くない仕様だと思う。 1枚に4話ぐらい入れて欲しかった。 好きだけどDVDを持ってなかった人には良い機会かも |
トム・ソーヤーの冒険―トウェイン完訳コレクション (角川文庫) 価格: 700円 レビュー評価:3.0 レビュー数:1 快楽を戒め、規律を重んじるピューリタニズム的コミュニティの中で そこから逸脱するような破天荒な振る舞いをするトム・ソーヤーが 結果的にもっとも社会の悪と戦い、困難を克服し、神の意志によって救済される 「選ばれし者」になるような、そんなカタルシスを内包した英雄譚。 でも冷静に考えれば、フランス革命以降の流れを汲む 「幸福を追求する権利」よろしく自分の利益をひたすら追求しているだけであって 自由競争によって他人の物を奪ってでも自分の利益追求は良いことだという思想的背景が窺える。 子どもたち同士の物々 |
ピーターパン (角川文庫) 価格: 660円 レビュー評価:3.5 レビュー数:2 設定に関していえば「素晴らしい」の一言です。 しかし、 内容に関していえば、「もう一歩」です。 逆にいえば、 この設定を使い、 内容にアレンジを加えれば素晴らしい物語となるでしょう。 (アニメ、映画版等は、そうしているのかも知れませんが。) テーマパークのように遊び心満載の作品なので、 想像力があればあるほど楽しめる内容だと思います。 まぁ、私には合わない内容でしたが・・・。 個人的な評価としては、星3つ |
万葉集―「新編国歌大観」準拠版 (下巻) (角川ソフィア文庫 (SP3)) 価格: 980円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 本書には、歌が群をなす場合、その構成に関する見解が随所に指摘されている。これは著者の見解であって、読者の創造的な読解では別の見解もありうる、と柔軟な見方をしている。しかし、熟慮に熟慮をして編まれた著者の手綱捌きに感心する。 例えば、巻1ー46?49は起承転結の構成になっていると指摘している。巻2?126?129は石川郎女歌物語の感があると言う。巻3ー462?477は亡妾悲歌としてもとまり、三つの群に分かれる。 本書は万葉集の原文を全て漢字仮名交じりの書き下し文に改め、簡潔な脚注を施している。これはあくまでも歌そのものを読み味わうことを大切にしようとする方針による |
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万葉集―「新編国歌大観」準拠版 (上巻) (角川ソフィア文庫 (SP2)) 価格: 900円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 上下2巻に分けて全歌を収める、手軽で安価な「文庫本万葉集」としてスタンダードな本。 脚注は多からず少なからずで当を得、何より読者に語りかけるような筆致が鮮やかで楽しくなってきます。押し付けがましい所は微塵もなく簡潔そのもの。 本文の漢字の多くに振り仮名が振ってあるのも有難いです。 口語訳はありませんが多少なりとも万葉集を読んだことのある人には、脚注だけでも充分読めます。上巻には「作者別索引」、下巻には「初句索引」と簡潔明瞭な「解説」「万葉集目録」が完備されすこぶる便利。昭和六十年に初版が刊行されて以来、それまでの岩波文庫本にかわって愛読しており、分解寸前に |